こんにちは 名古屋で美容師をしている平野(insta@hiranoyudai0930)です。
最近一段と暑くなって来ましたが皆様髪の紫外線対策ってされていますか?
女性の方ならお肌の対策はされている方は多いと思いますが、髪の紫外線対策をされている方はあまり多くない印象です。。
タイトルにありますが
紫外線で髪はお肌の5倍傷みます
5倍ってぴんと来ないと思いますが凄まじく痛むと思って下さい笑
紫外線は5〜9月が1番影響があるので、本来ならもう少し早く投稿すべきではあるのですが笑
夏本番前に、紫外線は髪にどんな影響を及ぼすかという事を解説していきたいと思います。
今日のまとめ
今日のまとめ
紫外線とは
そもそも紫外線ってなんだよって思う方も多いと思います笑
太陽からの日射の一つなのですが、紫外線の中にも3種類あり、種類により髪やお肌に与える影響が違って来ます。。
種類
UV-A
紫外線の95%はUVーAと言われています。
日焼けでお肌が黒くなるのはこいつの影響です。
日焼け止めの成分で
PA○○、と書かれているのはUV-Aを防ぐものになります。。
窓やガラスも透過するので室内にいても影響がありますが、髪やお肌への負担は比較的少ないです。
UV-B
紫外線の5%ほどの割合ですが、こいつが1番の問題児です笑
髪やお肌へのダメージの最大の原因はUVーBが原因です。。
髪にはダメージや乾燥
お肌には日焼け(赤くてヒリヒリするやつ)や皮膚ガンの
原因になったりします。
日焼け止めではPPF○◯
なんて書かれているのはUVーBを防ぐ為の成分が配合されています。
特に髪の日焼け対策製品を使用する場合はPPF表記の製品を使用しないと効果がないかなと思います。
UV-C
こいつは紫外線の成分の一つではあるのですが、地表に届く前に消失してしまいます。
なので地球には関係ないので今回は割愛しますね笑
メリットもある
紫外線はデメリットばかりが注目されますが、ビタミンD3を作ったり、皮膚病の治療や、殺菌作用として使用されたりもするので全てが悪いわけではありません。
ただ夏の紫外線は対策をしないと浴びすぎになってしまうので、髪やお肌を気にされる方は生活の中で対策することは大切になって来ます◎
紫外線による髪への影響
さっき悪いことばかりではないと言いましたが、あれはお肌を含めた話でして、髪だけに注目すると紫外線はいいところは一つもありません笑
どんな影響が出てくるのかを解説していきます。
ダメージ
単純に傷みます、浴びれば浴びるほどに笑
なぜ傷むのか
髪は紫外線が当たると、紫外線を吸収します。
そうすると髪の内部でアミノ酸(髪の主成分)が酸化します。
アミノ酸の酸化がが起こると髪のシスチン結合が切れます。
そうするとケラチンタンパク(髪の芯となっている成分)がダメージをします。。
またアミノ酸の酸化によって、システイン酸という髪質悪化の原因となる成分が毛髪内部で発生します。
紫外線によるダメージの原因はこんな感じです。。
うん、、、、分かりづらいですね笑
分かりやすくまとめると
紫外線当たる
↓
髪の奥底まで浸透してしまう
↓
ダメージの原因になる成分を生む手助けもしている
↓
傷む
髪の奥迫まで浸透するっていうのがポイントで、紫外線ってイメージで髪の表面だけ傷むと思っている方が多いです。
実際はがっつりと髪の奥底まで傷むので紫外線で受けたダメージはサロン用のトリートメントを継続するか、バッサリ切ってしまうことでしか修復はできないので傷ませないように対策することが本当に大切です◎
カラーの色落ち
これはダメージするから色も落ちるという理屈なので、さっきの説明と理由は同じです笑
ただ紫外線の色落ちってかなり落ちるんですよ笑
これを知らない方がかなり多いです!!
毎年夏になると色落ちに悩んでるという方が増えるのですが、正直お店で出来るのは色落ちを見据えて暗めに染めることぐらいで、お客様自身が紫外線予防を継続することが1番大切になります。。
今回は紫外線対策をしないとこれぐらい色落ちるんだよという話を。。
青色に染めた2つの毛束を以下の状態で7日間夏の野外に放置しました。
A 毎日髪用の日焼け止めスプレーを塗布
B 何もつけない自然な状態
7日後A、Bが染めたてからどれくらいの色素量があったかを計測しました
A 100%→75%
B 100%→50%
という差になったそうです。
数字で見るとよくわからないかもしれませんが50%になってしまうと色味が青から灰色か緑くらいに色が変わってしまってるんですよね。。
青は落ちやすい色ではあるので楽しめる期間が元から少ない色味なのですが、紫外線ケアをするかで最低でも一週間は楽しめる期間に差ができてしまうのです。
(かなり単純な計算なのは承知です笑)
よくわからんなという方は、夏は紫外線ケアしないとカラーは早く落ちるのが普通という感じで覚えて頂けたらいいかなと思います◎
対策
髪にいいことがないということはわかって頂けたと思うので、紫外線対策が手軽に出来る方法を紹介します。
髪の日焼け止め
今は髪に使える日焼け止めが多く出ています。
お肌と同じで日焼け止めするかしないかで、一夏を超えた時の髪の手触りが大きく変わると思います。
スタイリングにも影響のないサラサラのスプレータイプの物が主流なので、外出前に髪に振るだけで大丈夫です◎
保湿系スタイリング剤
ヘアオイル、ヘアバターが該当します。
髪をコーティングしてくれる効果があるので、紫外線予防にも繋がります。
『ヘアオイルつけるとより焼けますか?』
と聞かれることがありますが、サンオイルではないので問題ありません笑
日傘、帽子
物理的な対策ですが1番手軽にできると思います。
帽子は長時間被ると紫外線は防げても、蒸れることで髪や頭皮に悪影響になることがあるので、定期的に外して蒸れを防いだり、メッシュタイプを使用する必要があるので注意してください。
正直できる対策方法はそんなに多くありません笑
しかしやるかやらないかの差はとても大きいので、ぜひこの夏実践してみて下さい。
最後に
今年の夏はコロナの影響で外出は控える方が増えるかもしれませんが、気温自体は大きく上昇しそうです。
(6月の今でめちゃくちゃ暑いですしね笑)
気温が上がるということはやはり紫外線による悪影響も強くなるということです。。
紫外線によって受けた髪のダメージは元には戻りません。。
お店でトリートメントをし、自宅でもサロン用シャンプーを使う。
これくらいのケアが必要になって来ます。。
『夏で髪がガシガシになってしまったけど、市販のシャンプーで手触り良くできますか?』
と聞かれた場合は
『できません』
とお答えさせていただくしかありません笑
傷んだのを修復する
傷んでしまって髪はケアしないと綺麗には見えないし、やりたいスタイルが出来なくなるかもしれないのでとても大切です。
しかし
傷ませないようにする
この意識の方が髪にとってもお財布にとっても優しいです。
それに傷ませないようにすることの方がよっぽど楽です笑
なので皆様も髪の毛を労わりながら、素敵なヘアスタイルで夏を楽しみましょう◎
今日も読んで頂きありがとうございました。。
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